パッチギ！

時代は1968（昭和43）年、京都。
朝鮮高校と府立東高校はとても仲が悪くて、街で出会うたびにケンカばっかりしてます。これは当時の時代背景があるからですか？　それともいまでも仲が悪いのでしょうか。
どっちかというとノンポリな主人公康介（塩谷瞬）は、ひょんなことから朝鮮高校に通う女子学生キョンジャ（沢尻エリカ）を見初め、好きになってしまいます。でも彼女は朝鮮高校の番長アンソン（高岡蒼佑）の妹でした。これだけでも越えなければならないハードルはものすごく高いのに、康介とキョンジャのあいだには日本人と在日朝鮮人というもっと渡りづらい深い河が流れています。
「イムジン河」って、ついこのまえ2002年まで発売を自粛していたそうです。そのへんの事情はウィキペディアで読んでもなんだかよくわかりません。
お葬式の場面で、強制連行されてきた朝鮮人のおじいさんに言われたことばに、ショックを受ける康介。このことばは、わたしにもショック。

おまえら、ニッポンのガキ、なに知ってる？
知らんかったら、この先、ずうっと知らんやろ。
バカタレ！
わしらは、おまえらとちがうんやぞ。

そのあと康介が傷心を抱えたままイムジン河を歌うシーンがこれです。

パッチギ! (特別価格版) [DVD]

河原で跳び蹴りをくらわす真木よう子さん。さすがおりょうさん。序盤ではわかりませんでした(^^ゞ
この時代の高校生って、タバコやお酒はあたりまえ？　キャバレーみたいなところにも出入りしているし…