なのはなテレビ

ここは、しづはのブログです。

お食事中のかたは見ないように


↑鯛の上あごに寄生しているエイリアンの幼生。気持ち悪いです。こんなのに寄生された、鯛がかわいそう。
↑お腹が大きいのは卵を抱えたメスでしょうね。もう一匹はオスかしら。夫婦で寄生してるんだ。魚の口の中で産卵したとたんに、魚に卵を食べられてしまうのじゃないでしょうか。産卵のときだけメスはそっと魚の口から外に出る? 研究しがいのある対象ですね。なぜだれも研究しないの?


↑「もやしもん」を読んでいたので、人の顔に寄生虫がいることは知ってました。一年生の除菌女・及川さんに向かって、2年生の川浜さんが「冗談じゃねェ」とかみつきましたね。「お前のまつげの根元にも尻尾突きさして棲んでんだー」と*1。だけどこの人の顔から出ているものは、それとはちょっとちがうような気がします。顕微鏡を使わなくても肉眼ではっきり見えてますから。線虫みたいですよね。…こんなものがわたしの顔にもいるのでしょうか??


↑カマキリに寄生しているハリガネムシ。カマキリの体長よりずっと大きいじゃないですか。こんなのが体内にいるなんて、カマキリに同情します。こいつはもともと水中生活をしているそうで、時期が来るとカマキリを水辺に誘導して、腹を破って水中に脱出するんだそうです。だから、この実験でカマキリを水につけると、即座に出てきたんですね。人にも寄生するそうなので、要注意!!*2

コオロギから出てきたハリガネムシの映像を見ましたけど、コオロギの体よりも何倍も長くて、これがどうやったらあのちいさなコオロギの体内に収まっていたのやら、まったく想像もつきません。このハリガネムシは、体を縮めることはできないみたいなんですよ。それなのに、30センチくらいあるハリガネムシが、せいぜい3センチくらいのコオロギから出てくるんです。手品みたいです。こんなおもしろい研究対象があるのに、だれも研究しないのはもったいない。まあ、お金にはならないかもしれないけど…


↑パズー提供。これだけ大きいと、宿主のエサをほとんど横取りじゃないの? とんでもない寄生虫です。

*1:デモデクスブレビスとデモデクスフオリキュロラム

*2:これはあくまでも都市伝説の類だそうです―と思ったら、目黒寄生虫館名誉館長の亀谷了さんの本には、5才の少女が口からこのハリガネムシを吐き出した事例が書かれていました。