なのはなテレビ

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「ハドソン川の奇跡」を見た

Amazon Primeビデオで公開されていたので、見ました。
2009年1月15日、離陸直後にバードストライクでエンジン2基を失ったエアバスA320が、極寒のニューヨーク・ハドソン川に不時着陸した事件を描いた作品。
機内の描写を見て、なんだか見覚えがあるような気がしたので、調べてみたらやっぱりエアバスA320でした。
ただ、わたくしがよく利用しているJetstarとちがって、シートがふかふか!
Jetstarのシートは薄っぺらいですが、この映画のA320はクッションよさげな厚いシート。でも隣りとの間隔はJetstar同様に狭そうです。
まあ、横幅は変えられませんからね。
乗員乗客合わせて、155人が乗っていました。キャプテン、コパイ、CAさんが2人で、計4人。
乗客は150人プラス赤ちゃんが1人で、合計155人です。
映画を見る限り、満席でした。
A320は、一列6人掛けなので、乗客が150人ということは、この機材は25列です。Jetstarは30列なので、この機材は5列分も前後にゆとりがあるわけです。
からだの大きなアメリカ人が乗るのですから、それくらいのゆとりは必要なのかもしれません。
真冬の極寒のニューヨーク。ハドソン川の水温は2度。
たとえ不時着できたとしても、凍え死ぬかもしれません。タイタニック号の遭難のように。
救命胴衣をつけずに、脱出していた人が大勢いました。溺れるでしょう?
飛行機には、脱出用ボートはとくべつに備えられていないのだということを再確認。非常脱出シューターが、ボートになるようですが、脱出中はただのシューターです。
だから、先に逃げた人ほど、水中に投げ出されてしまいます。
救命胴衣をつけていたとしても、氷水のような2度の川に投げ出されたくありません。なるべく、翼の上に避難するようにしましょう。
翼の上は非常口になっています。ご存じないかたも多いかとおもいます。飛行機の非常口は、前方左だけではありません。右にもあるし、前・中・後とありますからね。
後にもあるということを知らないひと、多いかも。パニックになると、頭が真っ白になって、じぶんが乗り込んできた搭乗口しか思い浮かばなくなるのかもしれません。

ハドソン川に不時着する決断をくだした機長を、その判断はまちがっていたんじゃないかと責める世相になってしまいました。
不時着なんかしなくても、近くの空港に十分行けたじゃないか、という論調です。
一時は、ヒーロー扱いだった機長が、一転して非難囂々です。

製作・監督はクリント・イーストウッド
主演は、エンドテロップを見てびっくりしました。なんとトム・ハンクス。機長? まったく気がつかないまま、見ていました。