なのはなテレビ

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ねりまより愛をこめて

ちかごろのカメラは、被写体の顔を認識して、にっこりほほえんだ瞬間を見逃さずに自動で撮影するのがあたりまえみたいになっているみたいですが、そういう顔認識技術を応用したゲームができたそうです。
18禁のゲームなのですが、登場人物のカスタマイズ度が高くて、着せ替えも楽しめるとかで、むかしからそういうお人形さんゲームが好きなわたしにとっては、見逃せません。*1
開発したのはTEATIMEという会社。今週号の週刊アスキー掲載中のミズグチ画伯の「カオスだもんね!」ではじめて知りました。
このゲームは、液晶モニターの上部にビデオカメラを設置しておくと、そのカメラがゲーム内のヒロインの目になってプレイヤーのことを認識しているわけ。
わたしが中学生だったときに(1991年ころ)、科学部部室に代々伝わっていた漫画がありました。*2それは、むかしの先輩たちが雑誌から切り抜いてファイルにとじて保存していた漫画で、日に焼けて茶色く変色していましたけど、いがらしゆみこさんが描いた「ねりまより愛をこめて」という作品でした。
中学生の男の子が、じぶんでパソコン*3を作ります。プログラムもじぶんで作り、苦労の末ディスプレイにはネリマちゃんという女の子があらわれるのです。ネリマちゃんはパソコンの中にいる女の子なのだけど、ふたりは仲良しになっていくのです。男の子はネリマちゃんに夢中になってしまいます。でもそんな彼のそばには、おさななじみの女の子がいました。
ネリマちゃんは、じぶんが生身の女の子ではないことを悟り、彼のためにはなにもできないじぶんは、これ以上彼のそばにいるべきではないという結論に達し、ふたりの仲を取り持ったあと、みずから電源を切ってしまいました。
この漫画はあまり話題になっていませんが、コンピューターを描いた漫画の中でも名作だと思います。コミックスなどに収録されているのかどうかわかりませんが、PSPみたいなモバイルパソコンなども出てくるし(これも自作)、描かれたのが1982年だったことを考えると、すごく先進性がある作品だと思います。

*1:リネージュ2も防具などの装備を変えるとビジュアルが変化するのが楽しみでした

*2:中学生のわたしは科学部に籍をおいていました

*3:1982年当時の作品なので作中ではマイコンと呼ばれてました