なのはなテレビ

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寅次郎の青春

1992年公開作品
冒頭は青島でバイをする寅さんが。
その後、油津の街並で寅さんとマドンナ(風吹ジュンさん)が出会います。
わたしが訪れたときと、ほとんど変わっていない風景。ロケは22年前なのに、ぜんぜん変わっていません。びっくりです。
堀川の水の色。
運河沿いの家並み。
堀川橋の上で寅さんがつぶやいたセリフ「静かな町だね」というのは、まんまわたしが感じたことです。油津はほんとうに静かな町でした。
日南を旅する前に、この映画を見ていたら、ぜったい聖地巡礼したとおもいます。

ジャケットにはマドンナ:後藤久美子さんとなっていますが、違いますよね? 寅さんのお相手がマドンナなのだから、風吹ジュンさんでしょう?

そしていつものように寅さんは、相手の気持ちに気づかずに、自ら失恋してしまうわけですが、そのときの満男さんのセリフが秀逸でした。
泉ちゃんは、このまま日南に残るべきだと言うのですが、満男さんはここを去るべきだと言います。なぜなら、伯父さんは初めはいいけれど、底が浅いのでじきに愛想を尽かされてしまうからだと言うのです。さすが、子どもの頃から寅さんをまじかで観察していただけのことはあります。
「満男くん、わかってるじゃん!」
思わず画面に向かってツッコミを入れてしまいました。