夏終わっちゃったの？

年齢を重ねると、一年はあっというまだよ、とよく聞かされていましたが、わたしもけっこういい年齢になってきましたので、確かに一年がすぎるのがあっというまだとおもいます。
季節がすぎるのも、あっというま。
あれほど暑かった夏が、気がつくと終わってしまいました。あっけないくらい、唐突に。
あらら〜ってかんじ。
やり残したことがいっぱいあるのに。
立秋がすぎればもう秋だということは頭ではわかっていたけど、今年の夏ほどそれをはっきりと思い知らされた夏はありません。来週の月曜日、8日は白露。いよいよもって、秋到来です。その二週間後には秋分です。
今回の夏は、あまり残暑がきびしくなさそうな気配。涼しいのは歓迎したいけれど、ちょっち淋しさをかんじるのはなぜでしょうか。盛夏のころは、早く夏が終わればいいとおもっていたのに、実際終わってしまうとさみしいのはなぜでしょうか。
生物としての本能かしら…
これから厳しい冬がやってくる、という恐れの表れでしょうか。

とはいうものの、わたしは今月下旬の南九州・日向ツアー鵜戸神宮参りにわくわくしていますので、その日を指折り数えて待っている状態です。正確に申せばツアーじゃありませんが。プライベートな取材旅行です。前回同様、同居人をローディーとして駆り出しております。運転は彼まかせ。わたしはとなりで、ガイドブック片手に、あそこに行け！　こっちに行け！と指令を出すのです。超らくちんです。会社のスタッフじゃないので、遠慮容赦がありません。行き当たりばったりでも文句はいわせません。

ウソです。
わたしはおとなしくクルマに乗っています。
「鵜戸神宮に行ってくださるかしら」
と、しとやかに告げます。
「よろしいかしら」
と、にっこりとほほえんで。