なのはなテレビ

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鹿屋航空基地史料館

わたしは、先日の鹿児島県大隅半島の取材旅行で、鹿屋航空基地史料館を訪れていました。こちらは先の戦争で亡くなった特攻隊のかたがたの、貴重な史料が展示されています。まだ二十才前後の若さで、しかも優秀なかたがたが、敵艦に突撃するという、とんでもない作戦で亡くなっていきました。祖国を守りたい、家族を守りたい、という一途なおもいで。
特攻隊で亡くなったかたたちの写真が、おひとりずつ、壁に何百人と展示されているんです。こんなにもたくさんのかたたちが、特攻隊で亡くなっていたのかと、まず驚きます。おひとりおひとりのプロフィールも詳細に記されています。
そして、手前のショーケースには、家族に宛てた直筆のお手紙が…
ご両親にお詫びする文章。残された幼い妹や弟に託すおもい。それらを読んでいると、涙があふれてきます。
涙をぬぐいながら、進んだ先に、零戦が展示されています。これは、実際に海から引き上げられた零戦をなんとか修復して、展示しているそうです。


海上自衛隊鹿屋航空基地に隣接しています。当日はヘリコプターの訓練が行われており、空中は大忙しでした。基地の取材許可は取っていなかったので、そばで見上げるだけでした。海上自衛隊下総航空基地の近くに住んでいるわたしには、目新しい光景ではありません。