なのはなテレビ

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風たちぬ、いざ生きめやも。

2013年の7月公開でしたっけ、「風立ちぬ」。



いちおうこれもジブリ作品になるのでしょうか。まあ、おとなの映画ですね。子どもが見てもよくわからないとおもいます。知識がないと理解できないはず。ほとんど説明はありませんから。当然のように、きみたちわかっているだろう?という前提です。
学生のときに堀辰雄の「風立ちぬ」は読んでいました。こう見えても文学少女だったんですよ。
主人公は零戦の設計をした技師、堀越二郎さん(CV 庵野秀明さん)。
奥さんになるのが里見菜穂子さん(CV 瀧本美織さん)。
この映画を、ラブストーリーとして見ると、とてもせつないです。でも、ふたりの関係はとてもすてきです。昭和10年代。結核は不治の病でした。サナトリウムで療養するなんて、いまでは考えられないでしょう? 空気のきれいな場所に行けば治るものだったのでしょうか、肺結核って。

菜穂子さんが結婚するシーンは涙が出てしまいました。
文金高島田とか綿帽子などの花嫁姿ではなく、とてもユニークなものでした。そして、菜穂子さんは宮崎アニメの中でいちばんきれいな花嫁でした。クラリスナウシカ、キキ、シータ、サンたち居並ぶヒロインの中でも、飛び抜けて美しい。
これはどこの地方の結婚式なのかしら。仲人をつとめた上司の黒川さん(CV 西村雅彦さん)の家が名古屋にあるから、たぶんそのあたりなのでしょう。
黒川さんの奥さん(CV 大竹しのぶさん)が、急な結婚式に際して、精一杯の尽力をしてくれたおかげです。