なのはなテレビ

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64−ロクヨン(前篇)

昭和天皇崩御で一週間で終わった昭和64年。
当時11歳だったわたくしは、なにが起こったのかもわからなかった。町中のお店が閉まってて、おとなたちは落ち込んでいるし、テレビは天皇陛下のニュースを放送するばかりでした。
天皇陛下が亡くなられたんだよ、と教えてもらいましたが、当時のわたくしにとって天皇陛下はまったく遠い存在で、ふだん気にも留めたことがありませんでした。
校長先生とどっちが偉いの?とおもうくらいの低レベルでした。
ほんとうにあのころのわたくしをつかまえてきて、陛下にお詫び申し上げなさい!と叱りつけたいくらいです。

本作「64」は少女身代金目的誘拐事件を発端にしています。
(刑法第225条の2身代金目的略取等の最高刑は無期懲役
(刑法第199条殺人の最高刑は死刑)
捜査担当した刑事さんが佐藤浩市さん。

わたくしにも娘がおりますから、身につまされるおもいで見ていました。
いまの娘は生意気盛りで小憎たらしいのですが、小学校に入った当時はかわいかったな〜などと、あのころを思い出しながら見ておりました。もし、あのころ、娘が誘拐されたなら… そう考えると、とても他人事ではありません。

ただ、前から書いているように、わたくしは人の名前と顔を覚えるのが大苦手。
登場人物の名前も顔も覚えられず、だれのことを話しているのだろうって、さっぱりわからなくなってしまいました。日本人が出演している映画ですらこうですから、外国の映画だと輪をかけてわけがわかりません。
同居人と見ていましたが、もうわたくしは学習しました(^^ゞ 
「この人だれだっけ?」
「………ってだれのこと?」
と質問すると鉄拳制裁が来るということを。
なのでわたくしは、わからないまま、おとなしく見ていました。

いま、前篇を見終わりました。
当然のように、さっぱりわけがわかりません。

考えてみると、子どもを家から学校に行くまで、親や先生の監視下から離れさせてしまうのは、問題ありですね。
集団登校させる地域もありますが、学童数が少なくて、それもできない地域もあるはずです。この映画のように。それならば海外のように、親が学校まで送り届けるスタイルが生まれてきてもいいはずですが、なぜか日本ではそこまで定着しません。海外に比べて治安がいいという理由があげられます。我が家でも、娘が小学生だったとき、ふつうに通学させていました。結果、なにもおこらなかったからいいもの、万が一事件事故に巻き込まれたら…と考えると、やはり親が最後まで見届けるほうがいいのではないのでしょうか。実際、うちの娘は東日本震災のとき、ひとりでしたから。といいつつ、あのときの反省があまり活かされていないのは事実です。
犯罪の被害者になるかどうかは、年齢を問わないじゃないですか。年齢が低いほうが可能性は高いけど、大人だから安全ということではないでしょう? しかも、男性よりは女性のほうが危険度は高いはず。
だからいま、娘のことが心配でたまりません。かといって、束縛しすぎると反発するし…