なのはなテレビ

ここは、しづはのブログです。

二日目

なんとか雨も上がり、多少雲は残っていましたが、まずまずのお天気になりました。
よかったー。

佐多旧薬園



薩摩藩が薬になる木を育てていたところです。聞き慣れないなまえの木が植えてありました。興味がないのでメモすら取りませんでした… 反省。

ウィンドファーム





真下で見上げる風力発電機は圧巻でした。低いうなり声をあげながらゆっくりと回転していました。一機あたりの出力は1300キロワット。約20機あるみたいなので、合計すると26000キロワットになります。核発電に比べれば微々たるものかもしれませんが、風だけで電気を起こせるのです。霧島で見学した大霧地熱発電所の出力が30000キロワットですから、それに匹敵する発電量です。とはいうものの、核発電所の100万キロワットクラスには遠く及ばないのが実情です。でもこれを50ヶ所作れば、あるいはこの規模を50倍にすれば核発電所がひとついらなくなります。ひとつずつでも減らしたい。現に、いま、核発電所のほとんどは稼働していないのですから。
それにしてもつくづくと感心します、核発電の出力のおおきさに。日本が成長していたときには確かに必要だったのかもしれません。でも、もういらない。

西郷南州翁宿所



ふつうの住宅地の中にありました。雨戸が閉まっていました。玄関の扉をそっとあけて、中を覗いてみましたが、案の定真っ暗でした。解放して公開してくれればいいのに。庭の片隅には西郷さんが入ったといわれるお風呂がありました。でもとてもちいさくて、あんなおおきなひとが入れたのかしら? お湯がぜんぶこぼれてしまいそうです。

諏訪神社



全国的にみてもたいへん珍しい、並列鳥居の神社さん。

雄川滝



駐車場に行くまでの道は狭くて、対向車が来たらすれ違いもむずかしいほどです。緊張しながら運転しました。ようやく駐車場に着いたとおもったら、滝はそこからさらに歩いて1200メートルも先です。険しいところにあるからこそ滝なのですが、それにしてもこんなに遠くてはよほどの物好き以外は訪れないでしょうね。20分くらいかけて歩いてようやくたどり着きました。苦労した分、見事な滝を見ることができて満足感は高いです。

薩英戦争砲台跡



生麦事件に端を発する、薩摩藩とイギリスとのあいだに起こった戦争で、ここに砲台を築いたのだそうです。そういえば、錦江湾東京湾は似ていますね。東京にも台場があります。錦江湾姶良カルデラなので東京湾よりも水深があるそうですが。

映画「ホタル」撮影地



田中裕子さんがコーヒーを淹れていたテーブルがそのまま残されていました。腰掛けていた丸太の椅子はなくなっていました。ここから見る桜島はとてもいい感じ。

安徳天皇






以前お話しした「居世神社」さんは安徳天皇をお祀りしています。
平家物語などでは、壇ノ浦の合戦において、幼い安徳天皇は海の底に沈んでしまうのですが、じつは落ちのびていて、流れ流れてこの地にたどり着いたのだといいます。わたくしもそうおもいます。幼いとはいえ仮にも天皇ですから、そう易々と死なせてしまうとはおもえません。なんとかしてもお守りしようとするのが当然ではないでしょうか。入水したとみせかけて、近習のものたちがひそかに落ちのびさせていたとおもいたい。
けれども、源氏の追討はきびしく、せっかく落ちのびていたものの、とうとう見つかってしまったのですね。十三才でお隠れになってしまいました。そしてここに葬られているそうです。もしそれがほんとうなら、このお墓はあまりにもさみしすぎます。もっときちんとしてあげて。天皇陵として、この扱いはどうかとおもいます。