なのはなテレビ

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帰宅できない〜どう備える首都直下地震

3月11日わたしも帰宅できませんでした。
ただ、この番組を見ると、歩いて帰宅することにはさまざまな危険が潜んでいることがわかり、あわてて帰宅しないでよかったのかもとおもいました。今回の地震は都心直下型ではなかったけれど、もし直下型の地震だったなら、倒壊した建物、渋滞する自動車などによる火災の発生で、帰宅途中でそれ以上進めなくなることがあるとか。地図上だと板橋区練馬区・北区などで火災が起こり、帰ろうとするひとと火災から逃げようとするひととがぶつかりあい、そこで圧死する可能性を告げていました。震災当日帰宅したかたのインタビューによると、後ろから続々と押し寄せてくるので、信号で立ち止まることすら恐怖を覚えたそうです。
徒歩はせいぜい時速4キロ。オフィスから自宅まで直線で20キロあったとしても、歩き続けて5時間とかかかるんですよ。家族が心配なのはわかるけど、みんな安易に歩きすぎじゃなかったでしょうか。ふだん、5時間以上歩いたことってありますか? 自転車で5時間走り続けるのもたいへん。自転車で5時間走り続けたら100キロくらいですよ。それをおもえば、5時間ってどれだけたいへんなことかわかります。
でも、やっぱり子を持つ親としては、こどもが心配でした。瑠璃と連絡がまったく取れなかったのは、ほんとうに不安でいっぱいでした。学校にいればまだしも、そのときは下校していたので、頼みの綱はピアノレッスンの先生が保護してくださっているかどうかだったのです。もしも帰りなさいといわれて、たったひとりで帰されていたらどうだったでしょうか。さいわいなことに、瑠璃はピアノ教室の先生が見ていてくださったので、あまり不安を感じずに済んだそうです。でもこのテレビ番組を見ると、小学校によっては集団下校させていたところもあったとか。それはまちがった判断だとおもいます。すくなくとも先生がいる学校にいれば、おとなたちの保護の下でこどもたちもすこしは安全です。でも、下校させてしまったら、おとなの保護の目が届かないところに行ってしまうわけです。必ずしも親が帰っているかどうかわからない家にこどもだけが帰されてしまうわけです。たとえば電気もつかない暗い家にひとりきりでいるこどものことを考えてみてください。またおおきな余震が来たらどうするの? 学校は最後まで責任を持ってこどもたちを保護していてください。