なのはなテレビ

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グラン・トリノ

きょうは映画を見てきました。
クリント・イーストウッド(制作監督主演)の「グラン・トリノ」です。彼の映画を見るのはずいぶんとひさしぶりな気がします。この前見たのは「マディソン郡の橋」か「許されざる者」だったと思うので。
おじいさんになっても、味があるといいますか、ふらふらと時代に流されない一本筋が通った感じがとっても良かったです。ああいう頑固じじい、いまだからこそ必要かもしれません。
映画を見ていて感じたことだけど、銃社会アメリカってやっぱりこわいですね。Jodieの「ブレイブ・ワン」を見たときもそう思いました。相手が銃を持っているかもしれない、ということを前提の社会ってどうなのかしら。相当緊張を強いられると思うのです。住みにくいと思います。
奥さんに先立たれたクリント・イーストウッド演じるウォルトは、白人至上主義みたいな思想の持ち主で、黒人とか東洋人とかがだいきらいなのです。もちろん神さまなんて信じていません。教会もだいきらい。息子や孫たちともうまくいっていません。そんな彼があるきっかけから隣に住む少数民族モン族*1の一家と仲良くなったことから、事態は思わぬ方向に変わっていきます。クライマックスはやっぱり意外でした。わたしはてっきり別のラストを想像していたのに… でも、あの終わらせかたもよくよく考えれば納得できます。
余韻にじ〜んとしびれた映画でした。エンドクレジットが終わり、スクリーンに幕が下りるまで、席を立つ人があまりいなかったことからも、いろいろと考えさせられるいい作品だったのではないかと思います。わたし、DVDが発売されたらぜったい買います!
↓え? もう発売中? アメリカ版?…

グラン・トリノ [DVD]

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わたしは、イーストウッドの若いころの作品を見たことがありません。1960年代に「ローハイド」というテレビドラマに出ていたということを教えてもらいました。それは西部劇だったそうです。それで「Back to the Future ?」の中でマーティがじぶんのことを「クリント・イーストウッド」と名乗っていたのですね。見てみたいです「ローハイド」。


↑「吉野屋」と「マクドナルド」によく似たアイコンが… 牛を食べろという皮肉かしらw

↑昭和34年? クリント・イーストウッドがおじいさんになるわけだわ。でもこの人はイーストウッドじゃありませんね。なんていう人だろう。

↑ダーティーハリーのOP。やだ、ハリー、かっこいいじゃないですか。

*1:中国の華南地方などに住むミャオ族 (Hmong) の事(モン族、メオ族とも)