なのはなテレビ

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怪のはなし

怪のはなし

怪のはなし

こわいもの系だいすきなわりには、ちっともその手のものが「見えない」わたし。
加門七海さんのはなしを読むと、いわゆる「見えてしまう」怪談体質の先生がちょっちうらやましい。でもほんとうに「見えて」しまったら、それはそれでこわいのかしらねぇ。霊感がある人にいわせれば、「見えない」ほうがしあわせなのでしょう。
むかし、箱根のある旅館に泊まったときのこと、部屋に入ってからずっと天井のほうからみしみしばちばちという音がしてました。いま思えばあれはラップ現象だったのかもしれません。でも当時のわたしは上の部屋の人うるさいね〜といって片付けてしまいました。よく考えたらいちばん上の階の部屋だったのにね。そういうわけで、旅先で泊まった部屋に「何か」を感じたり、金縛りにあったりとか、そういう経験がまったくありません。深夜のおふろにだって平気ではいっちゃいます。