なのはなテレビ

ここは、しづはのブログです。

ミヤタのトライクロス

そろそろ暖かくなってきたので、本腰を入れて自転車を選ばないとなりません。
いちおうコーダブルームのCT 700にしようと思っていましたが、あいかわらずあれもいい、これもいい、と目移りばかりしています。バイシクル・ナビ3月号に載っていたピナレロ トレビゾに一目惚れ。やっぱり、イタリアのバイクはおしゃれでかっこいい。きっといつかは手に入れてみせます。
現実は10万円以下という制約があるため、限られた自転車から選ばなくてはなりませんが、ミヤタのトライクロスっていうバイクがいいんじゃないの?って思ってます。やはりどうせ買うなら、もうちょっと本格的なクロスバイクのほうがいいかな〜って思ったのです。値段もそれほど高くありません。44800円です。重さも12キロ台。
ミヤタのホームページを読んでみたら、創業は明治23年(1890年)だそうです。120年前から自転車を作っていたという、なんかすごいメーカーです。ミヤタの自転車、意外とねらい目かもしれません。
いちおう、同居人に相談してみました。「ミヤタの自転車にしてみようかと思うんだけど、どうかな?」
そうしたら「なつかしいなー ミヤタ」という返事が。どうして?って訊くと、小学生のころお年玉貯金をつぎこんで買ったのがミヤタのサイクリング車だったそうです。自転車小僧だったなんて、いままでひとことも話してくれなかったのに。
「自転車乗ってたの!?」
「自転車乗らない小学生なんていないよ」
「だっていままでぜんぜん、興味ないみたいな顔していたじゃない」
「まあ、いまさら自転車もどうかなと思ってたから」
そういいながら、珍しく自転車の想い出をぽつりぽつりと語り始めました。それまでの子供用自転車を卒業して、変速機付きのサイクリング車を手に入れてから、行動半径が飛躍的に広がったことだとか。隣の町の、隣の町の、そのまた隣の町まで遠征したとか。川をずっと下って海まで行ったとか。チェーンがよくはずれて、そのたびに手を真っ黒にしながら直したとか。建設中の高架道路から猛スピードで下ってきて、車止めのガードレールに激突してひっくり返ったとか。いままでそんな話、ぜんぜんしてくれなかったのに、ミヤタの名まえを出したとたん、むかしの想い出をあれこれと聞かせてくれました。それどころか、わたしに触発されたみたいで、また自転車に乗ろうかなと言い始めました。
自転車は楽しい。「楽しいな〜えへへ〜」とBJさんふうに鼻水たらしながら乗るのがいいんです。そんな感じで、ふたりで鼻水たらしながら「えへへ〜」と自転車を楽しめたらいいなぁ。いい機会なので「サイクルくるくる」をバックナンバーから聞かせて、完璧にこっちの世界に引きずり込んじゃおうと思ってます。