ボトルケージ

よくスポーツバイクがシートチューブやダウンチューブに飲み物のボトルを付けているのがかっこいいな〜と思い、わたしも付けてみたくなりました。さっそく最近行きつけになったお店に行っておじさんに話してみたところ、わたしをスポーツバイクの前に連れて行って、指さして説明してくれました。
「ここにこういうねじ止めできるものが付いてるけど、あんたのには付いてないでしょ」
知りませんでしたが、確かにスポーツバイクのチューブにはなにやら金具が付いてます。がっかりするわたしにおじさんは「でも」と期待させることばを発しました。
「でもね、ハンドルに取り付けるのなら、できるよ」
「ハンドルでもいいですー」
すると壁にぶら下がっていた商品の中からなにかを取り外して、わたしに見せてくれました。
「これにはほら、同じような金具がついてるでしょ。こいつをハンドルに付ければボトルケージも付けられるようになるよ」
「ぜひ付けてください！」
「はいはい」
説明しますと（まあみなさんは、よくご存じかと思いますが）、まずハンドルにこの部品を付けます。ミノウラのボトルケージアタッチメントというものです。次に好きなボトルケージをその部品にネジで固定します。わたしはペットボトルもＯＫだというトピークのボトルケージを選んでみました。
ということでわたしのママチャリのハンドル周りには、右から順にバックミラー、サイクルコンピューター、ＬＥＤライト、ボトルケージ、ベルとこれ以上付ける場所ないっていうくらいにいっぱい付いてます。
おじさんは、しみじみとわたしのママチャリを見つめて、
「ここまでやる人はいないなあ」
「えへへー」
「ロードの予定はあるの？」
「春になったらね、おじさんのとこで買うから」
「早めに注文しといてね。いいやつだと何ヶ月も待たされるよ」
うーん、初めての一台だから、そうかんたんには決められないし・・・かといって、いつまでもあれこれ悩んでいたら永久に買う機会を逃しそうだし。いちおうアルテミジアって決めたのだけど、１００％決定じゃあないんです。まだまだ、目移りしています。すてきな自転車が多すぎます。気に入ったものが全部買えたらいいのですが。
ボトルケージにさっそくスポーツドリンクを入れて、ちょっと足を伸ばして近所にあるサイクリングロードへ。さすがにサイクリングロードだけあって、スポーツバイクに乗っている人がたくさんいます。意外と歩いている人も多くて、思っていたよりも気を遣います。サドルを上げたといっても、ママチャリはママチャリなので、どうせスピードは出ませんし、のろのろと走ってきました。
早くもっとちゃんとした自転車が欲しい。そういう思いを強くして帰路につくわたし。ちょっとお尻が痛い。

MINOURA(ミノウラ) ボトルケージアタッチメント/QB-90 ブラック Y8821

TOPEAK(トピーク) モジューラケージ ブラック WBC014/TMD01B