なのはなテレビ

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シン・ゴジラ

柏市に新しくできたTOHOシネマズで「シン・ゴジラ」を見てきました。
現在公開中の作品なので、内容については申し上げられませんが、特撮のレベルがすごかった。むかしの怪獣映画だと、いかにもミニチュアの街を壊しているのがバレバレでしたが、さすがに21世紀ともなるとそのような子供だましの映像ではなくて、まさかほんとに?っておもうくらい圧倒的なリアリティで、ミニチュア感は微塵もありません。
ゴジラエヴァでいうところの使徒、そして巨神兵。「これってエヴァじゃん」という感想を見かけましたが、庵野秀明さんが総監督ですから当然です。さらに音楽は鷺巣詩郎さんですから。わたくしも何度か「あら?エヴァ?」とおもいました。
どこかで碇司令が「使徒に対し通常兵器では役にたたんよ」とつぶやいていそうなほど、ゴジラは凶暴凶悪です。
わたくしが知っているだいすきな東京がめちゃめちゃにされてしまうのですが、あまりのすごさに泣いてしまいました。
ひとりで見に行っていたし、隣の席にはだれもいなかったので、なんとか恥ずかしい思いをせずに済みました。瑠璃と一緒じゃなくてよかった。
ブルーレイディスクが発売されたら、絶対買います。


オリジナルを知りたくて、帰宅してからHuluでゴジラの第一作目を見ました。
時代はちがいますが「シン・ゴジラ」は第一作目をかなり踏襲していたことがわかります。
現代の風潮を踏まえてゴジラを新しく作ると、こういう作品になるのですね。ゴジラ第一作目に対して並々ならぬオマージュが込められている作品だと、改めておもいました。
十七年前、映画ばかり見ていた学生時代にハリウッド版のGODZILLAを見たときの感想文↓

 日本のゴジラも水爆実験の放射能汚染で巨大化したのだけど、本作のゴジラもフランスの核実験による放射能によって南太平洋の島にいたトカゲが巨大化してしまったという設定です。コモドドラゴンとイグアナが合体したようなGODZILLAは、従来のゴジラが垂直方向だとしたら、水平方向とでもいいましょうか。4本脚でトカゲのように這うこともするし、後ろの2本脚で高速移動もするし、ビルや橋をひょいっと跳躍だってしちゃいます。おまけに泳ぎも大得意。泳ぎはまるで海イグアナそっくりだけど、サカナが大好物だからその点は海草を食べている海イグアナとはちがいます。
 序盤で、島に残された信じられないくらい大きな足跡をヘリコプターから俯瞰するシーンがあるのだけど、その大きさや、足跡と足跡の距離が驚くほど離れていることによって、どれだけ巨大な生物かを暗示させるなんていうことは、いままでのゴジラ映画には見られなかったことで、ハリウッドらしいなあと妙に感心してしまいました(ゴジラ第1作で、丘の上から浜辺に残された足跡を見るシーンがあったけど、あまりにも遠すぎて巨大な感じがまったくしなかった)。
 GODZILLAがニューヨークの街中を、高層ビルを破壊しながら走り回るシーンなんて、ドキドキもの。尻尾の先がビルをかすめると、そこだけばらばらばらっと崩れ落ちるなんて芸が細かくて、ナイス。軍隊に追われるGODZILLAになぜかがんばれっていいたくなってしまうのは、なぜなんでしょうね。GODZILLA、負けるななんてね。
 中盤はなんとなくジュラシックパークやエイリアンを思い出してしまいました。それになんだか、かわいそうな気がしてならなかった。無責任なセンチメンタリズムだっていうことは承知しているのですが… その思いはラストにかけても同じでした。GODZILLAに生まれてきた責任はないのですよね。それなのにGODZILLAの生存を認めない理由は、ただ人より大きくて、街を破壊するから、それと放っておいたらどんどん増えて人間が滅亡するからだっていうのだけど、それは人間の勝手な言い分じゃないだろうかと思いました。でもまあ、実際、あんなのがいたら殺すしかないのでしょうが… T-REXよりはるかに大きい生物なのですものね。どこかに保護区を作ってそこで暮らさせるわけにはいきませんよね。海だって泳いじゃうからすぐ逃げ出しちゃいそうだし… 人間にはとても管理できないことはわかるのですが… わたしが甘いのでしょうか。エイリアンが殲滅されても良心の痛みは感じないのに、GODZILLAに対してはなぜだかとてもひどいことをしてしまったような気がしてなりませんでした。みなさんはこの映画をご覧になってどのような感想を持ちましたか?
August 15, 1999

まだ二十歳そこそこのわたくしでしたが、どういう経緯をたどったのかわかりませんが、いちおう「ゴジラ」第一作目も見ていたのですね。まったく記憶にございませんでした。ハリウッド版のGODZILLAも、ほとんど記憶に残っていませんので、しかたありません。DVDも持っていません… ただ、「シン・ゴジラ」はオリジナルに近いという感想は確かです。

ツクツクボウシ

今朝、家の庭でツクツクボウシが鳴きました。
相当、早くありませんか? ちょうど立秋の日に鳴くなんて。
このセミは、もうちょっちあとになってから鳴いて欲しいのですけど。処暑すぎに鳴き出すのがちょうどいい頃合いです。でも、もう地上に出てきてしまいました。今年の夏は、案外と短いのではないでしょうか。もう、コオロギたちが鳴き始めていますしね。セミは静かです。暑い夏だと、夜更けになってもセミが鳴いているのに、今年の夜は静か。
そして、街を歩いていると、舗道にセミの死骸を見かけるようになりました。街路樹から落ちて死んだセミたちです。さすがにわたくしもいいトシなので、触ってみることはありませんが、二十代のころはついつい触ってしまいました。そのあげく、いきなりジジジと鳴かれて腰を抜かすほど驚いたりしましたね。
ちなみに、去年の日記を読みかえしてみましたが、2015年にツクツクボウシの鳴き声を聞いたのは8月3日でした。ということは、今年は若干遅めだったわけです。