なのはなテレビ

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小さん師匠

噺家初の人間国宝・五代目柳家小さん師匠
時そばちりとてちん・宿屋の仇討、昭和42年前後の口演です。師匠は脂がのりにのっていたと思われる50台前半。CDなのがくやしいくらいです。ビデオで見たいと思います。
「宿屋の仇討」はわたしが好きな演目です。宿屋の若い衆(わかいし)さんと、泊まり客の武士と江戸っ子三人連れ、それぞれを演じわけながら落語ならではの展開がおもしろくて。このあとどうなっちゃうの?とやきもきしていると、最後にはガクッとするようなサゲがいかにも落語そのものでいいなあと思います。今回初のCD化ですって。初CD化といえば、「ちりとてちん」もそう。小さん師匠は音で聴いてもいいのだけど、しぐさで笑わせるところも多々あると思います。今回のCDを聴いていても、お客さんたちが師匠のしぐさを見て爆笑しているところがたくさんあり、それが見られないのがものすごく残念無念。
このCDを聴いてみて、小三治師匠が型を受け継いでいらっしゃることもわかりました。それから雑誌の裏表紙を見ると思わず笑ってしまいました。花緑師匠がおみそ汁のコマーシャルをやってらっしゃいます。なんだかさいきんの花緑師匠、おじいちゃんに似てきたような気がします。花緑師匠には文字通り華(はな)がありますね。花緑師匠のお嫁さんになりたかったよ〜 でもきく姫姉さんがライバルじゃわたしに勝ち目はありませんでした。

■次回は圓生師匠