NHKスペシャル

東芝のテレビをメインテーマに据えて、日本はこれからどのような物作りをしていけばいいのかを検証した番組でした。
東芝はCELL REGZAという高機能テレビを開発し、これを売ろうとしています。なにが高機能なのかなとおもったら、3TBのハードディスク内蔵で、14チャンネル同時録画できるチューナー搭載なのですってw
その発想が時代にそぐわないと、どうして気づかないのかしら。
いまやインターネット時代です。見たい番組はオンデマンドで見ます。わざわざ録画しておいて見ることなんてしません。そういう方向に動いています。それなのにいまだにVHSに予約録画しておく古い時代の発想から抜け切れていません。ハードディスクを3TBにしたのも、すこしでも多く録画しておけるようにという配慮からでしょう?
ちがうんですよ! もう。
わたしたちがテレビを見たかったら、携帯電話やスマートフォンで見る時代なんです。予約録画してまで、家のリビングのテレビで見る時代じゃないんです。そんなのんびりした時間はないんです。
まずそれがわかっていません。
わたしたちが欲しいテレビは、きれいに映って、安い! それだけ。
高機能とか長時間録画とか、まったくいりません。
アメリカのスーパーでは無造作に安いテレビが売られてて、それを消費者はカートに乗せて牛乳や野菜といっしょに買っているとか。日本も早くそうなってほしいわ。わたしはテレビをあまり見ないからなのかもしれないけれど、テレビなんてとりあえず映ればオーケー。
現にわたしはこのNHKスペシャルをオンデマンドで見て、モニターは9000円台で買ったAcerです。それでぜんぜん不具合は感じません。

これから日本は工業生産的な物作りからは、撤退する方向に進んでいくのじゃないでしょうか。番組中、東芝のテレビ技術者さんたちはアナログの技術では右に出る者はいない! くらいのトップレベルを誇っていらっしゃいましたけど、デジタルテレビの時代になるとそういう微妙な技術はすべてICチップがやってしまい、技術者の出る幕じゃないのだそうです。
どんどん中国などに追いつかれて、追い越されてしまうという話です。ますます「2050年は江戸時代」が現実化しつつあります。