小島慶子さん
テレビ時代の小島慶子さんはまったく存じ上げなくて、わたしがはじめて小島慶子さんのトークにふれたのはTBSラジオの夜番組「アクセス」でした。
とても頭の切れるひと、という印象でした。「アクセス」は小島慶子さんが立ち上げた番組で、毎回重たいテーマを縦横無尽に切り盛りしている小島慶子さんが頼もしくて、よく聴いていました。数年後ご結婚ご出産のために降板。小島慶子さんが出ない「アクセス」はおもしろくなくてわたしもいつしか聴かなくなってしまいました。
その後、TBSラジオは昼番組の「ストリーム」を聴いていました。「ストリーム」はおもしろかった。いまでも復活してほしい。2009年春、番組改編時期に「ストリーム」が終わることになり、その後釜に据えられたのが小島慶子さんの「キラ☆キラ」。番組最初から聴きました。でも「アクセス」のときの印象とちょっとちがっていた小島慶子さんのスタイルに戸惑いをおぼえて、がっかりしました。小島慶子さんはこんなひとじゃない!というおもいが強かったせいです。「アクセス」で見せつけられたナビゲーターぶりに圧倒されていたせいです。「キラ☆キラ」は等身大で生身の小島慶子さんがそのままどかんとラジオのスピーカーからわたしにぶつかってくる番組でした。最初のうちはそれがわからず、わたしは聴くことをやめてしまいました。その後、数ヶ月してポッドキャストを聴くうちに、だんだんとおもしろさに気づき、いまでは毎日「キラ☆キラ」を聴いています。
あれほど輝いてるひとでさえ、こどものときはイジメを受けてたり、親との関係に悩んでいたりと、わりとネガティブな青春時代をすごしていたんです。だから、いま、こんなの青春じゃないと悩んでいるひとがいたら、いまはいま、将来はちがうんだよって励ましてあげたい。
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