この世に儲け話なんてありませんよ

ことしは、お正月から武漢肺炎ウィルスが蔓延しており、あいかわらず暮らしにくい世の中が続いています。
収入に不安を抱いているひとが多くなったせいでしょう。
うっかり、詐欺に遭うひとがあとを絶ちません。
一般の素人が、おいしく得をできる儲け話なんて、この世の中にはありません！
いや、あるはずだ、とおもうかたもいらっしゃるでしょうが、すこしだけ考えてみてください。
百歩譲って、おいしい儲け話があったとします。
それを他人にわざわざ口外しますか？
だまって、じぶんだけで行動すれば確実に儲かるのに、それをあえて他人に教えますか？
確実に100万円儲かる話があるなら、独占するのがほんとうでしょう？　どうしてお人好しにも、見ず知らずの他人に教えたりしますか？
ましてや、インターネットを使って不特定多数にその情報を教えたりしますか？
情報料と称して数十万円を取るよりも、一切を秘密にして独占したほうがはるかに儲かるはずです。
わたくしがむかしからヘンだな、とおもっていたことですが、投資会社さんが「この株はぜったい儲かります！」と言うとしましょう。
そんなに儲かるのならあなたが買えばいいんじゃない？　ぜったいに儲かるのなら借金してでも黙ってその株を買えばいいじゃない。
でも、投資会社の社員はそうしませんね。じぶんでは買わず、だれかに勧めます。
この時点で、もうアウトでしょう？　ぜったいに儲かるのに、どうしてじぶんで買わずに他人に教えるの？
うまい儲け話なんて、ありません。
ほんとうに儲かる話は、ひとには教えません。
ちょっと考えればわかりそうなことなのに。
よくある、オーナー商法なども同様です。
ほんとうに儲かるのなら、だれにも言わないはずです。出資者を募る時点でウソがばればれです。出資者＝カモです。
このようなサギを働くひとたちは言葉巧みに、誘導します。この話に乗らなければ損をする気にさせるのです。
どうか、気をつけてください。