なのはなテレビ

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SETI

約20年前ころ、わたくしが参加していたSETIプロジェクト。
SETIとは、地球以外にいるかもしれない知的生命体からの電波を探査するものです。
要約すると、電波望遠鏡で捉えたデータを世界中のパソコンに分散処理させて、知的生命体からの電波の痕跡を抽出する、みたいなプロジェクトでした。
分散処理という観点からは、いまのマイニングみたいなものの走りだったといえますかしら?

わたくしも当時参加しておりました。
壮大な野望が感じられるじゃないですか。宇宙人探索プロジェクトですよ~
その一環に、わたくしが参加できるなら、うれしい!みたいなノリで、20年以上前の当時のパソコンで参加しました。
具体的にはPentiumプロセッサー動作周波数100MHzのパソコンでした。
いまふうに表記すると0.1GHzです(T_T)
動作周波数が1GHzだと使い物にならないと罵倒される現在、その十分の一ですから、どれだけ遅いパソコンか推して知るべし。
当時としては最先端とまではいかなくても、そこそこ速いパソコンでしたが。
与えられたデータを計算するのに10日かかりました。もちろん、24時間フル稼働で、そのあいだはほかの処理は一切できません!
報酬はまったくありませんよ。
ただ、わたくしのパソコンが宇宙人の痕跡を発見したら名誉?をもらえるみたいな感じです。
宝くじよりも割に合いません。
でも、当時は物珍しくて、電気代をかけてプロジェクトに参加していました。いまおもうと、なつかしいですね。
当時に比べたら、いまのパソコンやスマホの普及率とプロセッサーの高性能化を考えれば、いまこそ再び立ち上げるべきプロジェクトだとおもうのですが。
10日かかった解析が10分で終わるかもしれないじゃないですか。
それなのに、いま、SETIがあまり話題に上らないのは、もしかするとSETIって眉唾ものだったのかしら・・・