なのはなテレビ

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また21歳の若者が交番襲撃

2018年6月に富山で起きた交番襲撃事件の記憶も薄れていないのに、再び同様の事件が仙台で起きました。
しかも今回の事件の容疑者も21歳です。
いま、この年代の若者になにが起きているのでしょうか。
ちょっとでも冷静になって考えてみてください。交番を襲撃して警察官を殺そうとしますか? ふつうの神経を持っていたら、とてもできません。いくら21歳が世間知らずだとしても、警察官に向かっていくその心理が理解不能です。わたくしなんか、なにもしていないのに、警察官の姿を見かけただけでドキドキしてしまいます。

亡くなられた警察官は、包丁で刺されたそうですが、ふだんの交番勤務では防刃ベストは着用していないのかもしれません。残念です。体のどの部位を刺されたのか報道ではわかりませんので、もしかしたらいきなり首を刺されたのかもしれません。それにしても、刃物で人を刺すのは、ふつうの精神状態ではできないとおもいます。正常な人なら刺す瞬間に理性が働いて、どうしても手加減してしまうはず。うそだと思うなら、いますぐお台所に行って包丁を手にとってみてください。本能的に恐怖を覚えるでしょう? 刃物に対する恐怖感を。
それなのに、若干21歳の若者が、それなりのプロを殺してしまったのですから。
富山の事件でも警察官が亡くなっています。そしてたった三月後、同様の事件で警察官が亡くなっています。今後、交番はセキュリティ強化が必至です。監視カメラは当然、場合によっては拳銃発砲許可も辞さないのではないかしら。防刃ベスト着用が通常のルールになることでしょう。交番勤務の警察官が、一般市民に対して警戒の度合いを強めることでしょう。不審者に対する職務質問も強化されることでしょう。市民に対する締め付けが強くなることを意味しますが、もうしかたありません。こういう事件が起こってばかりいるのですから。
いままでの民主的な親しみやすい警察から、恐い警察に変わる口実を図らずとも与えてしまったのです。戦前の警察の復活です。もしかするとそういう布石なのかしら、と思う。

ところで、男は「落し物を拾った」と言って交番を訪れたとニュースで報じていますが、この言葉を聞いたのは別室にいた警察官ですか? 落し物処理くらいならお前ひとりでやっとけや、と言って奥の部屋に引っ込んだのかしら。「喧嘩です」と言って飛び込んできたら二人で対応しないといけないでしょうから、落し物とか道案内なんていうのは、警察官を一人にさせる絶好の口実ではありますね。そこまで考えた上での犯行だとしたら、やる気満々の計画です。この容疑者はどうしてそこまで追い詰められていたのでしょう。

そして一緒にいた警察官は容疑者に向かって3発も発砲しています。
気が動転していたとはいえ、3発は撃ちすぎではないでしょうか。1発は威嚇射撃だったのかしら。それでもあと2発も撃っています。交番の中なのでかなり至近距離から発砲しています。手足の先を狙って撃てば、相手はそれだけで戦意喪失するはずです。覚せい剤などの薬物をやっていなければ、痛みでうずくまるはずです。万が一それでも歯向かってきたら、ひざを狙って撃てばもう動けませんよね。日ごろから射撃訓練を受けているプロの警察官ですから、素人がピストルを撃つのとはわけが違うはずです。それなのに、容疑者は問答無用で射殺されました。致命傷になる部位を撃たれたとしか思えません。頭とか心臓ですね。3発で。自衛隊なら必殺なのはわかります。でも、警察官でしょう? 警察官が所持している拳銃は相手を殺すためでなく、自身を守るためにあるので、射殺してしまったというのもよくわかりません。確か富山の事件の容疑者も射殺されてしまいましたね。
死人に口なし、っていうことでしょう。

恐い怖い。