なのはなテレビ

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若い人の凶悪犯罪事件

こんどは富山市で二人を殺害する事件が起こりました。
21歳の若い男性が、現職の警察官を交番で殺害し、拳銃を奪い、小学校に侵入しようとして、たまたま工事で居合わせた警備員の男性に向けて発砲。撃たれた警備員も亡くなりました。
この一報を受けてわたくしは「なにこれは?」とおもいました。
先日、新幹線の車内で刃物を使い三人を殺傷した犯人が出たばかりです。あの犯人・・・容疑者といいましょうか、彼もまだ20代前半の若者でした。しかも最初に使った凶器は刃物です。
日本は銃規制が厳しく、だれもが簡単に銃を所持できる社会ではありませんので、このような事件に使われる凶器はほとんどが刃物です。包丁やサバイバルナイフです。
ただ、似たような事件が続いているな、と感じます。20代前半のニート気味な若い男性が、刃物を使用して人を殺害する。それも、普段はおとなしいと見られている人がこのような凶行に走る。これはいったいどういうことなのでしょうか。
そして、この事件の犯人は拳銃を奪い、実際に撃っています。普通のひとが拳銃など手にしても、どうすればいいのかわからないとおもうのです。銃には安全装置がかかっているというではないですか。どこをどう解除すればいいかなんて、初めて銃を手にした一般市民にはわからないとおもいます。案の定、この犯人は陸上自衛隊出身でした。自衛隊員の経験があれば、銃の扱いはエキスパートでしょう。のみならず、自衛隊員は、ことばはきついかもしれませんが、戦争のプロフェッショナルです。戦争=敵を殺すこと。つまり人を殺す手段を知っているひとたちです。それに対して、基本的に警察官は(武器を所持していてもそれは身を守るため)ひとを殺すことが目的ではありませんから、警察官と自衛隊員とが対峙したら初めから相手になりません。
この犯人は拳銃を奪い、授業中の小学校に侵入し、児童を殺害するのが目的だったとしかおもえません。
新潟の女の子が殺害されたばかりで、まだ記憶にも新しいのに、またもや児童が標的にされました。あ、そういえば、富山と新潟は近くはないけど、遠くもありません。千葉のわたくしからしたら、北陸・上越中越下越?おなじ場所っぽい?というイメージを抱いてます。富山と新潟はぜんぜんちがう!というお叱りを受けること覚悟です。それはきっと千葉と茨城はぜんぜんちがう!というわたくしたちが反論するのと似たようなものかもしれません。
今回の事件で、気になったのは、犯人が取り押さえられるまで30分かかっていない、ということでしょうか。事件発生直後くらいに警察官が集まっています。犯人確保までに20数分かかっているようです。おそらく、交番にいた相談員のかたが、パニックになりながら通報したからだとおもいます。近所の家に駆け込んで110番通報したそうです。交番なのだから無線を使い本部に通報すればいいのにとおもいましたが、相談員というのは警察官ではないそうです。これもまた、一考を要する事案です。交番に、警察本部にだれでも簡単に通報できるシステムを備えておくべきではないでしょうか。たとえば、被害者が交番に駆け込んだときに、警察官がだれもいなくても、すぐに通報できれば、犯罪を未然に防ぐことができるでしょう? わたくしたちは、通常、なにかあったときに交番に駆け込めばいいと漠然と考えていますが、このような重大事件があるのを見ると、案外そうでもないのかもしれません。
非常通報ボタンがあればいいとおもいます。

こういう事件が起きるたびに、心配の種が増えます。
娘を学校に送り出したら、あとは安心できたのが過去の話です。いまでは、学校に送り出しても、学校で事件が起きるかもしれない。先日の地震のように、登校途中で事故に遭うかもしれない。究極は、家から出さないほうがいいのじゃないかしら。というような流れになっていきそうですね。いまはインターネットで自宅にいながら勉強できる環境が整ってきていることだし。
これもそういう流れの一環なのでしょうか。