なのはなテレビ

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あの日 小保方晴子さん

2016年1月に発刊された「あの日」。
2014年に起こったSTAP細胞があるのかないのか、をめぐる一連の騒動を覚えておられる方もまだいらっしゃることでしょう。

あの日に戻れるよ、と神様に言われたら、私はこれまでの人生のどの日を選ぶだろうか。一体、いつからやり直せば、この一連の騒動を起こすことがなかったのかと考えると、自分が生まれた日さえも、呪われた日のように思えます。

あの日

あの日

2016年初夏発売の「婦人公論」で実現した、瀬戸内寂聴さんと小保方晴子さんの対談は必読だと思います。

瀬戸内寂聴さんもおっしゃっておられましたが、小保方晴子さんに対する世間の見かた、マスコミ報道のありかたは、いじめにほかなりません。ちょっとかわいい女の子が世紀の発見を発表したが、それはねつ造だったということで、手のひらを返したようにバッシングの嵐でした。もちろん、小保方晴子さんにはねつ造の意図などまったくなかったことは、この手記を読めばわかります。この本を読まなくても、彼女にそんな邪な意思があるなんておもえないじゃないですか。わたくしは、騒動が起こっていた当時、どうか自殺とかなさらないで、と祈っていました。
STAP細胞はぜったいにある。ただ、それを公開されると不利益を被る大企業が、研究者達に圧力をかけて、小保方晴子さんの研究発表を揉み潰そうとしたのが一連の事件だとおもいます。その圧力に日本の研究者達は抗えず、有能な研究者を生け贄に献げてしまいました。
研究者は資金を得るのがたいへんです。スポンサーを見つけるのがたいへんです。だから、スポンサーの意向に沿わないことはできません。

小保方晴子さんの研究で、STAP細胞はあるのだとわたくしはおもう。でも、STAP細胞があると困る企業が圧力をかけたのだとおもいます。海外の製薬会社? 理研が彼女を守らなかったのがその証拠です。