なのはなテレビ

ここは、しづはのブログです。

遅い夏休みをとって…

また霧島温泉に行ってきました。
瑠璃は学校があって行けないので、わたくしと同居人だけで。
天候には恵まれませんでした。ここのところ、鹿児島に行くとたいてい雨。今回も雨でした。ま、後半は曇りだったのでまあまあでしたが、季節柄にもよるのでしょうね、どうもいまひとつすっきりしません。
いつもお世話になっているお宿に泊りました。何度もお邪魔しているのでもう定宿といってもいいかしら。自宅に帰ってきたように、リラックスできる。のびのびとくつろげるのはほんとうに嬉しいです。
チェックインする前に、時間があったのでとりあえず硫黄谷噴気地帯へ行ってみました。ここには数回来ているけど、何回来ても地球の熱さがわかるすごいところです。夕方近い時刻でしたが、わたくしたちのほかに、中国語を話す人たちが数家族観光していらっしゃいました。一見、日本人?とおもうのですが、話し言葉は中国語です。鹿児島はほんとうに中国からの観光客が多いです。わたくしとしては、なにも日本に来なくても、中国大陸のほうがよっぽど観光する場所が多いとおもうのですが。日本の島国なんて、大陸に比べたら見るところなんてないとおもいます。どうしてわざわざ日本に来るのでしょうか。
そんなことをおもいながら、駐車場に停めた車に戻ろうとしたところ、道路に一頭のシカが現れました。
のんきですね。いつ車が来るかわからないのに、夕方になると野生動物は油断するのかしら。佐多岬でも夕方イノシシが道路をうろうろしていましたからね。野生のシカなんてエゾシカくらいしか見たことがなかったので、写真を撮ろうとおもったら、やっぱり逃げていってしまいました。
お宿にチェックインしてからは、温泉三昧です。
すぐにのぼせてしまうので、長時間入っていられませんが、だいたい2時間おきに入りに行きました。
夜中でも目が覚めたらお風呂に行きました。23時くらいで入浴時間が終わってしまうところが多いけど、こちらのお宿は宿泊中はチェックアウトするまで入浴できます。やっぱりこうじゃないと。温泉なのだから。基本的には24時間入浴できるといいです。せめて清掃するのはチェックアウトしてからにしてほしいですよね。その点、こちらのお宿は合格です。

翌朝、チェックアウトしてから、花房の滝を見に行きました。
さいわい、曇り空で雨は降っていません。
花房の滝は、旅行人山荘の駐車場から歩いて行きます。大人気の旅行人山荘です。

わたくしも、気になっているお宿ですが、大人気なのでいつも予約でいっぱいで、なかなか泊まれません。しかも、今回初めてお宿の外観を拝見させていただきましたが、四階建てのたいへん立派な旅館でした。わたくしの想像とはちょっち違っていました。もっと木造でこじんまりとしたお宿かとおもっていたのです。
フロントで「花房の滝を見に行きたい」と告げると、泊まり客でもないわたくしたちにとても親切に、地図をくださり、道案内を丁寧にしてくださり、傘まで貸してくださりました。お帰りのときはロビーでお休みくださいとまでおっしゃってくださりました。とても気持ちのいいフロントマンさんです。これならここに泊ってみてもいいかも。ただ、大人気で予約いっぱい。それもわかるような気がします。
花房の滝までの道のりは、森の中を歩いて行きます。途中から木の根だらけの道なき道を歩きます。せめて階段くらい整備してほしいけど、自然のままの方がいいのかしら。
滝は、花房というだけあって、女性的な感じがする、やさしい滝でした。丸尾の滝に似ているかもしれません。丸尾の滝をもうちょっち高くしたような感じ。

滝を見た帰り、森の中で三頭のシカに遭遇しました。親子か兄弟でしょうか。わたくしたちも驚いたけど、シカたちもびっくりしたみたい。まさかニンゲンがいるなんて!って感じで固まっていました。しばらく見つめ合ったあと、敵意のないことを確認したのか、ゆっくりと動き出すシカ。

野性のシカっているんですね。霧島のシカは増えすぎたりしないのかしら。シカだってあまり増えすぎたらいけないでしょう。農作物を食べたりするから。天敵のオオカミがいない現在、霧島のシカは生態系のなかでどのようなポジションなのでしょうか。
滝を見に歩いたので、せっかく朝、温泉に入ったのに、また汗をかいてしまいました。
塩浸温泉でさっぱりと汗を流そうとおもったのですが、以前から気になっていた仙寿の湯というところへ立ち寄ってみました。ここは塩浸温泉のちょっち手前に看板が出ています。ラムネの湯と書かれています。
見過ごすくらいちいさな看板です。
行ってみたら、300円で入浴できるし、きれいに清掃されているお風呂で、意外な穴場を見つけたという感じ。
お湯は塩浸温泉に似ているかもしれませんが、きれいなウグイス色なのでちょっち違うのかも。源泉掛け流しで、結晶分の析出がすごいので、成分が濃いお湯なのだとおもいます。ラムネの湯というくらいなので炭酸が多いのかもしれませんが、バブほどは泡がつきませんでした。わたくしたちが入ったときには、です。温泉はその日によってだいぶ変わりますので、もしかしたら泡がつきまくりの日もあるのかもしれません。



でもとてもいい感じのお風呂でした。塩浸温泉は入浴料370円ですが、こちらは300円。
飲泉もできます。コップの状態がちょっちアレだったので口を付ける気になれず、同居人に飲ませてみました。彼の感想は「なんとなく甘い味がする」だそうです。