なのはなテレビ

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南さつま

薩摩半島の南端の地図を眺めていたら、ニニギノミコトの上陸地というのが目につきました。それも一ヶ所だけではなく、あちこちにあります。
まず、疑問が起きますよね。だって、ニニギノミコト高天原から高千穂峰に降ってきたわけですから。空から降りてきたわけですから。上陸? 海から来たの?
関裕二さんの説によりますと、彼は出雲の血を引く貴種ですが、ヤマトとの政争に敗れ、逃れ逃れて笠沙まで来たとか… そこでカムアタカシツヒメ(コノハナノサクヤヒメ)と出会います。
わたくしが変だな〜とおもっていたことは、高千穂峰から笠沙まではけっこう遠いということです。最初から開聞岳に天下ればいいじゃないとおもいます。それならまあ、近いです。
でも、そうじゃない。薩摩半島南部にはニニギノミコト上陸地といわれる場所がいくつもある。これは、ぜったい、ニニギノミコトは海からやってきたとしかおもえない。天孫降臨はありえないでしょう? 人が空から降りてくるなんて。それは8世紀に書かれた物語なわけですから。わたくしたちはそれにちょっち騙されていますよね。日本書紀古事記に惑わされています。残っている文献は勝者のものだから。負けたひとたちの歴史は抹消されてしまうから。

ニニギノミコトの上陸地を訊ねる旅をしてきます。
まだまだ先になりますが。
九州はおもしろい。鹿児島はおもしろい。