なのはなテレビ

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くまモン

ご当地ゆるキャラのひとつだった熊本県の「くまモン」が大進撃です。
ここ千葉県でもあちこちで目にするようになりました。
目になじむと、案外かわいいキャラクターです。JR東日本交通系カードSUICAのイメージキャラクターのペンギンになんとなく雰囲気が似ているので、わたしも最近好きになりつつあります。地黒のせいかしら。
よーく観察してみました。
まず、第一に、くまモンってツキノワグマでしょ?
それなのに、胸にあの月の輪がありませんね。でも、ゆるキャラだから許します。
ゆるキャラというのは、そういうものだから。リアルなツキノワグマだったらこわいです。
あと、熊本県って、動物のクマじゃないのよね。本来は。
いまは熊の字をあてているけど、本来は隈本だったそうです。隈という字には(曲がって入り込んだ所。また、奥まって隠れた所。物陰。片隅かたすみ。)という意味合いがあります。地図を見れば一目瞭然。九州の西側、海岸線が入り組んでいます。その奥のほうにあるのが熊本県です。古代は、大陸に向いているほうが表日本でした。九州は日本のウォーターフロント、最先端の場所でした。そんな場所でも熊本は長崎よりもさらに奥に位置してます。だから奥の本(もと)つまり「隈本」と呼ばれていたのかもしれません。古くは火の国とも呼ばれていました。阿蘇山があったからでしょうか。火を肥と置き換えて、北を肥前、南を肥後と呼び習わされました。
動物のクマはあんまり関係なかったようです。ま、もちろん、むかしだったから、クマも住んでいたかもしれませんけど。
くまモンがここまで進出したのには、熊本県の太っ腹な姿勢が影響していたかもしれません。というのも、くまモンは「熊本県の許可があれば、個人または企業でロゴとキャラクターを無料で利用することができる(個人で楽しむ範囲であれば許可は不要)」なのだそうです。使いかたもゆるい! 個人に限ってはほぼフリー! だからあちこちで見かけるようになったのですね。
それならわたしも使わせていただきます!

くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ (幻冬舎新書)

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