最強のふたり

フランスにもやっぱり底辺はあるんだなーっておもった。
花の都パリなんてもてはやされているけど、そこで生活している人々は全員が勝ち組というわけじゃありません。毎日かつかつの暮らしを送っている人々はパリにだっているんです。スラム化した団地暮らしで、悪いことをしちゃう人たちはどこにだっているんです。日本も最近そうなりつつありますね。ちょっち怖い団地とかありますから。
そういう社会の底辺でのたうちまわっている若者が、お金持ちと出会います。彼は悪いこともしたけど、根は正直でほんとは曲がったことがきらい。ちょっちワルぶってるけどね。一方、お金持ちは音楽や詩や絵画を愛するおだやかな人。ただ、事故で全身不随になってしまいました。首から下がまったく動かず麻痺しています。
ふつうならまず同情心がはたらいて、対等に接することができません。わたしにも経験があります。障碍者の人に会ったとき、正直にいいますが、こころの中に優位性を感じることがあります。無意識にわたしのほうが上という感覚があります。かわいそうという感覚もある。否定はしません。
でも、この映画の若者(ドリスって呼ばれてる黒人)は、そういった感情とはいっさい無縁。相手が動けまいが、まったくじぶんと同等に接しています。気後れしたり、へこへこ媚びへつらったりしないんです。できないところは手助けする。それ以上でも以下でもありません。
いろいろと考えさせられました。わたしにはできないかも…

フランス映画です。
しっとりしてます。いい感じ。やっぱりフランス映画っていいなあ。
ラストも余韻たっぷり。
いい映画でした。