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ターミネーター4

サラ・コナーがあれほど防ごうとしていた審判の日が起きてしまったのち、息子のジョン・コナーが抵抗軍の兵士として戦う姿を描いた作品。
司令官としての資質を見せつけられるの。前作「ターミネーター3」の情けないジョン・コナーではなくって、わたしは、人類を救う指導者としてのジョン・コナーが見たかったのよ!

映画の舞台は西暦2018年。2018年といったらいまから7年先。すぐそこの未来じゃないですか!
もう当然、審判の日*1が起きているので、地上は荒廃しています。スカイネットは人類抹消プログラムを発動させています。世界各地でかろうじて生き延びている人類は、細々とレジスタンス活動をしていますが、圧倒的なスカイネットの実力差に、いまにも負けそう。相手は機械だから、どんどんと新しいマシンを開発して投入してくるんです。
この話はまだジョン・コナーが父であるカイル・リースを1984年に送り込む以前*2。ジョン・コナーがレジスタンスのリーダーではなかったころの話。実質的には人望が篤い彼はリーダー的な存在なのだけど、当時はきちんとしたリーダーじゃなかったのね。
2018年のレジスタンスは、近代兵器を所有しています。ジェット戦闘機とか潜水艦など。指令体系もIT技術を踏襲していて、人類対機械の戦いにおいても、とてもリアリティが感じられます。最初の「ターミネーター」でちらっと描写されていた人類対機械の戦いに比べたら、はるかに臨場感にあふれています。
ジョン・コナーはT1に出ていた彼と雰囲気が似ています。
そしてまだ10代後半のカイルも、T1のマイケル・ビーンの面影がそこはかとなく。なかなかいい感じ。
T-800が量産されている工場のシーンがあり、なんとシュワちゃんが出演! しかもお約束の? マッパ。T1当時よりずっと肩幅が広がってて、いま見てもT-800*3ってこわい(^^ゞ あんなのが大量生産された日には、人類存亡の危機だわ。

そして、今回わたしたちの味方として闘ってくれるのは、おじさまタイプの無敵キャラ。
あたらしいヒーローになれるかしら?
ネタバレになりそうだから、これ以上は書きませんけど。詳細はDVDを見るべし。
サイバーダイン社は、あこぎな技術開発*4を2011年のちょうどいまどき、カリフォルニア州ロサンジェルスでおこなっています!
サラがやっきになってサイバーダイン社を攻撃しようとした意味が、ほんとうにわかるわ。この会社を生かしておいたら、未来は悲惨なものになってしまうのだから。
で、けっきょく、悲惨な未来になってしまったんだけど…

*1:米軍の軍事防衛プログラムを担当することになったスカイネットが、人類そのものを敵として認識し、人類排除のためにソ連に核攻撃を仕掛けました。その結果、世界全面核戦争が勃発した日。1997年8月29日

*2:ジョンがカイルを1984年に送り込むのはこれよりさらに10年ほど先の2029年

*3:T2ではターミネーター自ら「サイバーダインシステム モデル101」と名乗っています。解説文にも101型と書かれています。レーザーディスク版T1のジャケット写真をみると、ターミネーターのサングラスにCSM-101という文字が写っています(サイバーダインシステムズ モデル101ってことでしょ?)。いったいいつからシュワちゃんタイプのターミネーターがT-800になったのかしら?

*4:潜入型と呼ばれる、人工皮膚を備え体温があり血を流し息の臭いもする、見かけはまったく人間と変わらないサイボーグ技術。イヌだけが見分けるw 賢いぞイヌ!