なのはなテレビ

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第9地区

星間飛行ができるほどの超高度なテクノロジーを持った異星人が、地球にたどり着いたときにはもうへろへろで、ほんとうなら地球支配だってできる実力があったのに、難民扱い。地球人は彼らをエビと呼び、友好関係を築くどころか、とても驕った立場から見下していました。
本作の主人公も最初は上から目線。エイリアンなんか虫同然と思っていました。ところが偶然の事件をきっかけにして、彼は人類とエイリアンとのハイブリッド的な存在になり、地球人から追われる立場におかれます。キーワードは軍事産業。落ちぶれたとはいえ、エイリアンの持っている武器は高テクノロジーの産物で、地球人はその武器が喉から手が出るほどほしい。だけどその武器はエイリアンのDNAにしか反応しないので、地球人には使えないのです。もうおわかりですね、ハイブリッドになった主人公が地球人から狙われる理由は。特に、エイリアンのパワースーツみたいな武器は、1体で100人くらい相手にできそうなくらい強力で、これは軍事産業がほっておかないだろうなって思いました。
ラストは続編にちょっぴり含みを持たせた展開で終わりました。

エイリアンが宇宙船を操縦するシーンがすこしだけあり、ヘッドアップディスプレイに映ったオブジェクトを左右の両指でタッチしながら操作していました。やはりあのインターフェースは直感的で正しいのかもしれません。マウスを使う間接的なインターフェースより、画面を直接指でタッチするほうがわかりやすい。「マイノリティリポート」みたいな。iPhoneiPadですでにその萌芽が出始めています。使いかたを教えたわけじゃないのに、小2の瑠璃はiPadでウェブページや青空文庫を読んでいます。パソコンには触りたがらなかったのに、iPadには屈託ないんですね。ニンテンドーDSに慣れ親しんだせいかもしれません。

第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

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