なのはなテレビ

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はやぶさ

サマーウォーズでも重要な役割を演じていた小惑星探査機*1の本物「はやぶさ」が、きょう帰ってきます☆
世の中的にはあんまり盛り上がってませんが、この「はやぶさ」が地球に帰ってくるっていうのはとても大切なこと。
はやぶさ小惑星イトカワ」に向けて飛び立ちました。イトカワの表面サンプルを持ち帰るというミッションです。考えてみてください。小惑星って火星よりもさらに遠い外側にあるんですよ。*2しかもイトカワの大きさは535 × 294 × 209メートル! 天体の大きさとして500メートルっていうのは、ほとんどゴミ以下。そこに向かって飛ぼうっていうのですから、ハヤブサのミッションのむずかしさがわかります。映画「アルマゲドン」ではもっと大きな彗星だったのに、それでも超難関なミッションだったことを思えば、はやぶさがこれをクリアできたのは神業に近い偉業だと思わずにはいられません。しかも途中で故障しちゃったんでしょう? それでもあきらめなかったJAXAの方々の想像を絶する努力のたまもので、満身創痍ではあるけれど、ようやく地球に帰ってくることができたのだから、ほんとうにすごい。もっとメディアは大々的に報道してもいいくらい。政変とかでばたばたしてる時期に重なっちゃったけども。
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火星探査機「のぞみ」のシーンで泣いてしまいました。そのあと、ミネルバ放出の失敗と、イトカワ着陸の失敗&再トライシーンなどなど、泣かせどころ満載。わたしたちははやぶさがこんなにむずかしいミッションをこなしていたなんて、一部の人を除いてほとんど知らずにいたでしょう? わたしも知りませんでした。
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なんとか地球に帰ろうとしていたら、またもやトラブルが… 燃料漏れ&イオンエンジンの故障。だけどすごいなと思ったのは、こういうトラブルも想定内で設計していたエンジニアの知恵と最後までのぞみを捨てない努力のたまもの。日本の技術者たちのレベルは世界一です。このはやぶさのミッションクリアで証明できたでしょう? あとは、この事実を理解できない政治家たちに、今後の展開がかかってきます。はやぶさ? それがどうしたの? っていうような無知蒙昧の徒だけしかいないと日本の将来は江戸時代に戻ってしまう。

人工衛星がテロの手に渡ると、こわいなっていうのは、古くは「暴走特急」もそうじゃなかったかしら。もっと古いと「未来少年コナン」。あれも人工衛星でしたよね。太陽エネルギーを手にすればギガントを再び飛ばすことができ、世界の支配者になれるという妄想にとりつかれていたレプカ局長。「未来少年コナン」はいろいろと考えさせられる作品です。だって、2008年に地球は超磁力兵器により大地殻変動に見舞われ、地軸はねじ曲がり、五つの大陸はことごとく引き裂かれ海に沈んでしまった、のですから。さいわい、わたしたちは、まだ無事だけども。

あら、人工衛星じゃなくて「はやぶさ」は探査機でしたね。

*1:あらわし もちろんはやぶさがモデル

*2:はやぶさのミッション中、イトカワは火星よりも内側の軌道を公転してたそうです。図鑑で調べたら小惑星の軌道って各々バラバラみたいです。