なのはなテレビ

ここは、しづはのブログです。

相次ぐ機密情報流出・・・

連日のように新聞紙面に出ているのが、Winnyを使ったことによる、機密情報流出事件です。
Winnyを使う使わないよりも、まず、部外秘の機密情報を個人のパソコンに移した段階で、すでに機密は漏洩していると思うのですが、わたしとしてはいまだにWinnyを使っている人がいることに驚きを禁じ得ません。
はじめてファイル交換ソフトに触れたのは、Napsterでした。インターネットの持つ共有力というものをまざまざと見せつけられたソフトでした。その後、Napsterが下火になったため、WinMXというソフトを使うようになりました。そして、いつしかわたしもWinnyを使い始めたのです。キーワードを指定しておけば、寝ているあいだに欲しいファイルがどんどん貯まっていき、あっというまに当時120GBしかなかったハードディスクはパンパンにふくれあがってしまいました。
そのおかげで、しばらくWinnyから遠ざかっていたころ、Winnyにウィルスが蔓延しました。感染した人のデスクトップ画面をばらまくようなウィルスだったと思いますが、その時点でわたしはWinnyをデリートしました。いまはデスクトップ画面で済んでいるけれど、やがてもっと被害が大きくなるウィルスが出回るにちがいないと確信したからです。Winnyというのは、基本的には公開を許可したフォルダーのみ、外部に発信するわけですが、悪いウィルスに感染するとすべてのフォルダーが公開されると思っていいのでしょう。しかも、いったんWinnyで公開されたら最後、そのデーターは永遠にインターネットを回り続けるのです。これは恐ろしいです。インターネット自体が、いちどアップされたら消すのは不可能っていうことなんだけども。
今回被害にあったというか、加害者でもあるとわたしは思うのだけど、自衛隊の人は、ワクチンソフトを使っていたから大丈夫だと思っていたということです。ワクチンソフトに100パーセントの信頼を寄せていたんですね。100パーセントの確率でウィルス除去できるワクチンソフトがあったら、いまならノーベル平和賞を受賞できるのではないでしょうか。こういうことを自衛隊の人が発言していることは、日本の防衛ってどうなのか、心配です。コンピューターウィルスにやられただけで、映画「インデペンデンス・デイ」の異星人は地球人に負けてしまいました。防衛という面から考えたら、ウィルスに感染したパソコンを使い、機密情報を無断で保存していて、しかもWinnyなんて使っているなんていうのは、スパイといわれても抗弁できないほどの罪じゃないでしょうか。
公務員のみなさま、Winny使うのはやめましょうね。ほしいコンテンツはお金払って、ちゃんと正式に買いましょうね。買ってくださらないと、わたしたちの会社が困ります。